保育園の申込み結果が届く日は、多くの保護者にとって緊張の瞬間です。しかし、希望する保育園に入園できないケースも少なくありません。仕事が決まっている場合、落ち込んでいる暇もなく次の対策を考える必要があります。この記事では、保育園に落ちた後に取るべき具体的な対策についてご紹介します。
保育園に落ちた!すぐに切り替えて行動を
保育園に入れなかった場合、すぐに切り替えて次の預け先を探す必要があります。ここでは、認可保育園に落ちてしまった場合の次の候補について紹介します。
二次申請・再申込みの準備
次回の申込みに向けて、必要な書類の準備や申込み条件の見直しを行いましょう。多くの場合、最初の結果を受けて人数調整が行われるため、二次募集があります。自治体によって、一次の情報のまま何もしなくても申請される場合もあれば、再度申し込みが必要な場合もあるため、必ず確認が必要です。
また、一次の結果を受けて空き状況が再度公開されるため、その状況に合わせて希望の保育園変更なども検討してください。ただし、激戦区の場合はあまり期待はしない方が良いでしょう。
認可外保育園を探す
「認可外」ということで、最初から視野に入れない方も多いですが、認可外保育園にも素敵な保育園はたくさんあります。費用の面で悩むケースもあるかと思いますが、各自治体で補助金を出している場合が多く、実際には認可保育園と大差ないこともめずらしくはありません。見学に行って、実際の雰囲気を自身の目で確かめたり、お子さんの反応を見たりして、実際の様子を確認してはいかがでしょうか。
幼稚園も検討する
お子さんが3歳以上の場合、幼稚園を検討する手もあります。最近では、満3歳児クラスの保育を行う幼稚園も増えてきました。働く保護者のために、保育時間終了後は夕方までお預かりを行っている幼稚園も多くあります。
難点としては、保育園に比べると出費が多いといった点です。しかし、入学金や給食費などに対する何かしらの補助金が出る自治体が多くあります。どの程度、費用がカバーできるか確認が必要です。また、幼稚園によって費用に差があるため、HPや資料などで事前にしっかりとチェックしておくとよいでしょう。
一時保育で調整する
パートタイマーの場合であれば、一時保育で調整することも可能です。多くの自治体では、手続きをすれば、月の半分(15日前後)程度一時保育が利用できるようになっています。正社員で週5日預けなければならない場合は無理ですが、パートで働いている場合はこの預け方が可能です。
ただし保活激戦区の場合、「一時保育も予約をとるのが一苦労でいつもキャンセル待ち…」という地域もあります。このような地域では、仕事の日に確実に預けられない可能性が出てくるため注意が必要です。
ベビーシッターやファミサポの検討
どうしても預け先が見つからない場合、費用は高くなりますがシッターさんやファミリーサポートにお願いすることも検討してはいかがでしょうか。また、自治体によってはこちらも補助金が出る場合があります。例えば東京都では、ベビーシッター利用支援事業を通じて、保護者がベビーシッターを利用する際の費用の一部を補助しています。
ただし、長期間頻回に利用するのはあまり現実的ではありません。次の預け先が見つかるまでの間や、一時保育の予約が取れないときのお守りとして利用するなどの使い方が一般的でしょう。
まとめ
保育園に落ちたら、この先どうしようと落ち込んでしまう人も多いでしょう。しかし、すべてが終わったわけではありません。次のチャンスに向けて気持ちを切り替え、前向きに行動を起こしましょう!