デスクといえば、椅子とセットで使うのがスタンダードです。
しかし近年、スタンディングデスクが注目されており、海外の有名企業や日本の大手企業で導入が進んでいるのをご存じでしょうか?
本記事では、企業でもスタンディングデスクが採用される理由と、自分に合ったスタンディングデスクを選ぶポイントにつてご紹介します。
スタンディングデスクとは?
スタンディングデスクとは、その名の通り立って使用する机のことです。
メンタリストのDaiGoさんも、自身のYou Tubeなどでその魅力を発信しています。
スタンディングデスクが注目される理由には、その魅力とは別に「長時間座り続けるデメリット」も大きく関わっています。
「第二の心臓」であるふくらはぎが働かないため、筋力低下や循環血液量の低下。
- 肥満
- 糖尿病
- 高血圧
- 心臓病
- 脳血管疾患(脳卒中)
- ガン
上記のような疾患リスクが高まる。
オーストラリアの研究機関では、1時間座り続けると寿命が22分も短くなってしまうといった研究データもあります。
座ること自体は決して悪いことではありませんが、それが「長時間」に及ぶと体に悪影響をもたらします。
また、日本人は特に勤労時間が長いとされており、決して軽視できない問題です。
これを解決してくれるのがスタンディングデスクなのです。
注目すべきスタンディングデスクのメリット
それでは、大手企業も注目するスタンディングデスクのメリットについてご紹介します。
ダイエットや運動不足の解消になる
立った状態の場合、他の動作への移行もスムーズでフットワークも軽くなる傾向があります。
また、通常のデスクに比べてカロリー消費も多く、活動量も上がります。
スタンディングデスクは、簡単に取り入れられる運動不足解消の心強い味方となるでしょう。
作業効率がアップする
立つことによって脳の働きを活発にする効果が期待されています。
立った状態の会議の場合、座った状態よりクリエイティブな意見が多く、生産性のある会議になる傾向が高いことが明らかになっているのです。
スタンディングデスクは集中力を高め、仕事の効率や生産性をアップさせてくれます。
腰痛や肩こりなど体への負担が軽減する
長時間座ったまま同じ態勢でいると、腰や肩、背中など体へ負担がかかってしまいます。
スタンディングデスクを活用して立ったり座ったりして姿勢を正すと、体への負担を減らすことができます。
眠気予防になる
立ったままのデスクワークの場合、寝不足の場合や食後で眠気が襲ってくるような場面でも、眠くなりにくいメリットがあります。
韓国では、授業中に眠気が出た場合に自主的に移動できるスタンディングデスクがある学校もあるそうです。
眠気への対策効果はバッチリです。
スタンディングデスクの注意点
スタンディングデスクは、ただ立って使えばよいというわけではありません。
使い方には注意すべき点があります。
- 長時間立ちっぱなしで使わない
- 運動不足解消への過度な期待はしない
立ちっぱなしで使うと、座りっぱなし同様に体への負担が出てきます。
大切なのは、長時間のデスクワークの場合は立つ・座るを定期的に繰り返すことが大切です。
また、座りっぱなしよりは消費カロリーが増えるスタンディングデスクですが、運動をしているわけではないため過度な期待はしないようにしましょう。
3つのスタンディングデスクタイプ別の特徴
スタンディングデスクには、主に3つの種類があります。
・固定タイプ
・卓上タイプ
・昇降タイプ
自分のワークスタイルによって、どのタイプが合うかポイントを押さえておきましょう。
固定タイプのスタンディングデスク
高さが固定されているデスクです。
購入時のサイズ確認を怠ると、疲れの原因になるため事前に忘れずに行いましょう。
- デスクワークは短時間しか行わない
- セカンドデスクにする
固定タイプは、このような方に向いているでしょう。
卓上タイプのスタンディングデスク
既存のデスクに置いて使用し、折りたたみ式など比較的コンパクトなため持ち運びも可能です。
- 場所をとりたくない
- デスクへお金がかけられない
卓上タイプは、上記のような方に向いているでしょう。
昇降タイプのスタンディングデスク
天板の高さを調整できるデスクです。
高さの調節方法はレバーやネジ、電動式などさまざまです。
- 座位でも立位でも使えるメインデスクを探している
- デスクワーク時間が長い
上記のような方に、昇降タイプデスクはおすすめです。
まとめ
下記のようなメリットがあるスタンディングデスクですが、その魅力が伝わったでしょうか。
- ダイエットや運動不足の解消になる
- 作業効率がアップする
- 腰痛や肩こりなど体への負担が軽減する
- 眠気予防になる
しかし、使い方を間違えれば逆効果になるため、その点には注意が必要です。