春ごろからだんだんと暖かくなり、紫外線対策を始める人も多いでしょう。紫外線の影響は日焼けだけではありません。将来のシミやシワ・たるみ、最悪の場合皮膚ガンになる可能性もあり、必ず対策が必要です。
しかし、室内でも紫外線対策が必要なのか疑問に思ったことはありませんか?今回は室内でも日焼け止めは使用した方がよいのか、そして紫外線対策の基本「日焼け止め」の種類と使い方をご紹介します。夏本番を迎える前に、ぜひ参考にしてください。
室内での紫外線対策・日焼け止めは必要?
室内で過ごす際は、日焼け止めを使わない人も多いのではないでしょうか。しかし、部屋に窓があれば、紫外線は室内にも入り込み日焼けをする可能性があります。特に窓際の場合、屋外の紫外線量を100とすると、室内の紫外線量は80とも言われています。
窓で仕切られていても、注意が必要です。特に学校や会社の席が窓際という方は、室内にいても、忘れずに以下のような紫外線対策を行いましょう。
・日焼け止めを塗る
・カーディガンなど日よけ用の上着を着用する
・カーテンやブラインドを閉める
・UVカット機能のあるフィルムを窓に貼る
また、室内に窓がない場合でも、照明により紫外線の影響を受けることがあります。市販のLEDの多くは紫外線を発生させないタイプの照明ですが、種類によっては紫外線を発生させるものがあります。
どちらにしても、部屋の中にいても紫外線対策をとるのが安心と言えるでしょう。
日焼け止めの種類と特徴|9タイプを紹介
日焼け止めの形状には種類があり、近年ではスティックやミストなどバリエーションも多くでています。主な種類は以下のとおりです。
- 1.ミルク
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日焼け止めの定番で、顔だけでなく広範囲に塗る体の使用にも向いている
- 2.クリーム
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化粧下地として代用するケースも多く、フィットしやすいため顔への使用向き
- 3.ジェル
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みずみずしくベタつかないため、広範囲に使用する体向き
- 4.ローション
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使用感が軽くて伸びがよいため、広範囲に使用する体向き
- 5.スプレー
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手が届きにくい背中にも使えて、髪や頭皮なども手を汚さずに塗れる
- 6.ミスト
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スプレー同様、背中や髪・頭皮に使えるが、スプレー缶のようにガスを含まないため廃棄が楽
- 7.パウダー
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メイクの上からでも重ねづけができて使用は簡単だが、汗や水に弱い
- 8.スティック
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ベタつかず塗る際に手が汚れないため、外出時や塗りなおしに便利
- 9.内服
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飲む日焼け止めで、塗る日焼け止めとの併用が基本
その日の天気や過ごし方によって、日焼け止めの特徴を考えて選んでみるとよいでしょう。
室内で使うならどんな日焼け止めがよい?注意点とポイント
ここでは、室内での日焼け対策の注意点とポイントをご紹介します。今年は焼けたくない!将来のために対策を頑張りたい!とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
室内でも日焼け止めは塗りなおそう!
日焼け止めは、基本的に3~4時間おきに塗りなおしを行うのが理想とされています。これは、室内の場合も同様です。理由は以下のとおりです。
・汗で日焼け止めが流れてしまっている
・目をこする、鼻を触る、枕やクッションを使用するなど、摩擦で取れてしまっている
塗りなおしが面倒であれば、塗るのが簡単なパウダーやスティック、スプレーなどを使うのもよいでしょう。
強い日焼け止めを使う必要はない!
絶対に焼きたくないからといって、炎天下で使用するような強い日焼け止めを使用する必要はありません。特に肌が弱い方は注意が必要で、肌荒れの原因になる可能性もあります。
室内であれば、外ほど汗で日焼け止めが流れる心配もないため、ウォータープルーフ機能等も必要ないでしょう。強力なものの場合、通常のお風呂では落ちずに専用の洗浄剤が必要になる場合もあります。
お肌のためにも、優しいものをこまめに塗りなおすのがおすすめです。
急な外出時はベタつきが少なく塗りやすいものが便利!
ずっと室内で過ごす予定でも、急遽外出が必要になるケースもあるでしょう。急いで準備が必要な際には、べたつきが少なく手が汚れない形状がおすすめです。
例えば、顔はパウダータイプを使用して体はカーディガンを着用するなどです。もし、移動中に車や電車の中で塗れるのであれば、手が汚れないジェルやスティック・ミストなどもよいでしょう。
まとめ
日焼け止めは、室内で過ごす際も必要です!日焼けして黒くなるだけでなく、将来の見た目にも大きな影響を及ぼし、最悪の場合は病気を引きおこす可能性もあります。
紫外線は、春からすでに量が増えています。夏だけ日焼け止めの使用をしていた人も、今年は早めの紫外線対策を始めてみませんか?